アイスクリーム好きなら一度は聞いたことがある、ベン&ジェリーズ。日本にも一時上陸していましたが、現在は残念ながら撤退しています。アメリカにいる今だからこそ、ぜひ本場で味わってほしいブランドのひとつです。
そのベン&ジェリーズが生まれたのは、バーモント州バーリントンの廃ガソリンスタンドを改装した小さな店。1978年、アイスクリーム作りの知識ゼロ・5ドルの通信講座だけを武器に始まったブランドが、今や世界35カ国以上で愛される大ブランドに成長しました。そしてその発祥の地、バーモント州に今も工場が残っていて、一般向けに見学が開放されています。
訪問当日は雨降りで肌寒い日。「こんな天気にアイスクリームか…」と渋々向かったのですが、寒空の下で震えながら並んで食べたアイスクリームが、忘れられない美味しさでした。さらに敷地内には「フレーバーの墓地」という衝撃のスポットまで。後にも先にもここだけの体験です。
この記事では、実際に訪問した体験をもとに、アクセス・料金・見学の流れ・周辺観光プランまで徹底的にご紹介します。
アクセス・基本情報
アクセス
ベン&ジェリーズのファクトリーがあるバーモント州ウォーターベリーは、アメリカの中でもアクセスにひと工夫必要な場所です。公共交通機関はないため、レンタカーが必須です。

最寄り空港からのアクセス
最寄り空港はバーリントン国際空港(BTV)で、ウォーターベリーまで車で約30分です。
ただしハブ空港ではないため、便数や価格の面で不便を感じることがあります。訪問前にフライトの接続状況と料金を確認してみてください。
ボストンからのアクセス(おすすめルート)
便数が多く飛行機代も比較的安いボストンを拠点にするのが現実的です。
ボストンからウォーターベリーまでは車で約3時間。途中でホワイトマウンテンの美しい景色を楽しみながらドライブできるので、ホワイトマウンテン観光とベン&ジェリーズを組み合わせた週末旅行がおすすめです。
私たちも金曜夜にボストンを出発して、日曜夜に帰るという週末旅スタイルで楽しみました。
モントリオールからのアクセス
カナダのモントリオールからも車で約2時間半(国境での所要時間を除く)でアクセスできます。モントリオール観光と組み合わせるのも面白いルートです。
アメリカでのレンタカーの借り方や選び方はこちら
日本からの旅行者の方へ
日本からの場合、ボストンへの直行便を利用してレンタカーでアクセスするか、ニューヨークなどのハブ空港で乗り継いでボストン入りするルートが現実的です。バーリントン空港への直行は価格・乗り継ぎの面でやや不便なため、ボストン経由をおすすめします。
駐車場について
施設の坂の途中に無料駐車場があります。人気スポットのため混雑していることもありますが、滞在時間が長くない方が多いため入れ替わりが早く、それほど待たずに停められます。
営業時間・定休日
- 営業時間: 10:00 am〜6:00 pm
- 定休日: 年中無休
訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
入場料・ファクトリーツアー
入場・展示エリア:無料
ファクトリーツアーは有料で、製造工程を専門ガイドと一緒に見学できます。
| ショップ、ツアー | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| 展示エリア・ショップ | 自由見学 | 無料 |
| ファクトリーツアー | ガイド付き工場見学(所要約30分) | 大人$6.00 |
ファクトリーツアーは公式サイトからの事前予約を推奨します。
私たちは今回ホワイトマウンテン観光との組み合わせで時間が取れなかったため、展示エリアとアイスクリームを楽しむことにしました。製造工程をじっくり見たい方はぜひツアーへの参加をおすすめします
ベン&ジェリーズ 見学の流れ
全体の所要時間の目安は1時間程度です。ファクトリーツアーに参加する場合はプラス30〜40分見ておくと安心です。
到着時の第一印象

訪問当日は雨降りで肌寒い日。「こんな天気にアイスクリームか…」と内心渋々しながら向かったのですが、駐車場に着くと可愛らしい牛さんの看板が出迎えてくれて、一気にテンションが上がりました。
ベン&ジェリーズの世界観は、悪天候すら吹き飛ばす力があります。
店内・展示エリア(約20分)

到着時にはすでにアイスクリームショップに長蛇の列ができていたため、先に店内を見て回ることにしました。
店内はとにかく可愛い!至るところに写真を撮りたくなるようなカラフルな文字やイラストが溢れていて、小さなお子さんから大人まで夢中になって写真を撮っていました。
いい中年の私たちも、周りの子供たちと一緒になって撮りまくりました(笑)。ギフトショップも展示エリアと一緒に見て回れて、可愛らしいベン&ジェリーズのグッズが揃っています。
アイスクリームの購入(待ち時間約15分)
店内の見学を終えてアイスクリームの列に並びます。屋根のないところまで列が伸びていたため、傘をさして震えながら待つこと約15分。窓口でオーダーするスタイルで、コーンかカップかを選べます。
寒さに震えながら受け取ったアイスクリームは、それでも絶品でした。
「さぶーい!」と言いながらも美味しくいただきました。晴れた日なら外のテーブルで景色を眺めながら食べられますが、この日は室内の空いたスペースで立ったままいただきました。
季節を問わず行列ができるほどの人気ぶり、さすがです。
Flavor Graveyard(フレーバーの墓地)(約5分)
アイスクリームを食べ終えて駐車場に戻る道中、「Ben & Jerry’s Flavor Graveyard」への案内看板が目に入りました。
「Graveyardってお墓?フレーバーのお墓ってどういうこと?」
と首をかしげながら行ってみると、文字通りのお墓がありました。
完全屋外の、人間のお墓と同じタイプの石碑が並んでいて、そこに刻まれているのは過去に販売されていたものの惜しまれながら廃盤になったフレーバーたちの名前と説明。今まで数多くのスポットを旅してきましたが、フレーバーのお墓は後にも先にもここだけです。
ユーモアたっぷりの演出の中に、ブランドへの誇りが感じられる、ベン&ジェリーズらしい場所でした。それほど広くないので、一通り眺めて約5分で見学完了です。
ファクトリーツアー(所要約30〜40分・要予約)
工場内に入り、製造工程をガイドと一緒に見学できるツアーです。
私たちは今回時間の都合で参加できませんでしたが、アイスクリームの製造工程に興味がある方はぜひ参加してみてください。公式サイトからの事前予約がおすすめです。
💡 ポイントまとめ
- 屋外に列が伸びることがあるため、悪天候の際は、雨具・防寒対策をしっかりと
- 駐車場に戻る道中にFlavor Graveyardへの案内看板があるので見落とさずに
- ファクトリーツアー参加の場合は公式サイトから事前予約を
周辺情報・組み合わせプラン
ベン&ジェリーズ単体での滞在時間は1時間程度ですが、周辺の自然スポットや観光地と組み合わせることで、充実した週末旅行になります。
ホワイトマウンテン南部との組み合わせ
ボストンからベン&ジェリーズへ向かう道中、ホワイトマウンテン南部のスポットに立ち寄ることができます。いずれも駐車場からアクセスしやすく、時間のない旅行者にもぴったりです。
- Historic Albany Covered Bridge: 歴史ある屋根付き橋。駐車場からすぐに見学できます。
- Lower Falls Recreation Site: 美しい滝と渓谷の景色が楽しめます。
- Sabbaday Falls Trail: よく整備されたトレイルを約15分歩くと美しい滝に到達できます。ハイキング初心者でも安心です。

紅葉の時期(9月下旬〜10月)に訪れると、色鮮やかな紅葉と滝のコントラストが素晴らしいです。私たちは雨天での訪問でしたが、それでも十分に美しい景色を楽しめました。晴れた日なら言うことなしです。
Cold Hollow Cider Mill(ベン&ジェリーズ近く)
ベン&ジェリーズのすぐ近くに、昔ながらのサイダーミルがあります。レトロなインテリアが可愛らしいお店で、ここで買ったアップルサイダードーナツがドライブのお供に最高でした!(ちょうどいい甘さで美味しかったですよ)
ベン&ジェリーズと合わせてぜひ立ち寄ってみてください。


ボストン起点の組み合わせ旅程アイディア

ボストンはそれ自体がとても魅力的な街で、ヨーロッパ風の落ち着いた雰囲気が素敵です。
ボストン観光がまだの方はまずボストンをじっくり楽しんで!ボストン観光が済んでいる方には、以下のような組み合わせもおすすめです。
- 南下してロードアイランドへ: 豪邸見学などユニークな観光が楽しめます
- 北上してポートランド(メイン州)へ: 可愛らしい港町の散策が楽しめます
- フリーポート(メイン州)へ: LLビーンやパタゴニアのアウトレットでショッピングを楽しめます
💡 ポイントまとめ
- ボストンからの道中にホワイトマウンテン南部のスポットに立ち寄れる
- 紅葉の時期(9月下旬〜10月)がおすすめ
- ベン&ジェリーズ近くのCold Hollow Cider Millも要チェック
- ボストン起点の週末旅行として組み合わせが豊富
ベン&ジェリーズファクトリー、こんな人におすすめ
ベン&ジェリーズファクトリーは、アイスクリーム好きなら一度は訪れたいスポットです。特に以下のような方にはぜひおすすめしたいです。
🍦 ベン&ジェリーズが好きな方 ブランドの発祥の地で食べるアイスクリームは格別です。日本では現在販売されていないだけに、アメリカにいる間にぜひ本場の味を楽しんでください。フレーバーの墓地など、ここでしか体験できないものも盛りだくさんです。
🍨 アイスクリーム好きな方 寒い日でも行列ができるほどの美味しさです。季節を問わず訪れる価値があります。コーンかカップか、どのフレーバーにするか、悩む時間も楽しみのひとつです。
👨👩👧👦 子連れファミリー カラフルでポップな店内は子供たちに大人気です。写真撮影スポットも充実していて、家族みんなで楽しめます。フレーバーの墓地は子供たちの好奇心も刺激しますよ。










