PEZビジターセンター完全ガイド|PEZと周辺観光情報を徹底解説【コネチカット州】

日本でもスーパーやコンビニでおなじみのPEZ。カラフルなキャラクターの首を「カクン」と倒してキャンディを出す、あの懐かしいディスペンサーに入ったキャンディです。実は私たちも、ここに来るまでPEZはアメリカ発祥のお菓子だと思い込んでいました。ところが訪れてみて判明したのは、まさかのオーストリア発祥だったという事実。

場所はコネチカット州オレンジという小さな街。PEZの北米での製造拠点であり、世界最大級のPEZディスペンサーや膨大なディスペンサーコレクションを誇るビジターセンターがあります。正直「キャンディディスペンサーの博物館ってどうなの?」と思っていたのですが、入り口に置かれた電信柱並みの巨大PEZディスペンサーを見た瞬間、テンションが一気に上がりました。

この記事では、実際に訪問した体験をもとに、アクセス・営業時間・見学の流れ・周辺観光プランまで徹底的にご紹介します。

目次

PEZってどんな会社?

PEZの歴史は、意外にもお菓子ではなく「ベーキングパウダー」から始まります。創業者エドゥアルド・ハース3世の祖父にあたるエドゥアルド・ハース1世は医師で、胃の弱い患者向けに消化に優しいベーキングパウダーを開発したことが、ハース家のビジネスの原点でした。

その後、孫のエドゥアルド・ハース3世が新たな事業として目をつけたのが、当時は薬局で売られる薬用のお菓子という位置づけだったペパーミントキャンディでした。1927年、オーストリアでエドゥアルド・ハース3世によって開発された上質なペパーミントキャンディが、PEZ誕生のきっかけです。名前は、ドイツ語でペパーミントを意味する「Pfefferminz」の頭・中・末の文字を組み合わせたもの。

1973年にはコネチカット州オレンジに製造拠点が新設され、アメリカ国内での生産がスタート。そして80周年を迎えた2007年を経て、2011年12月にこのPEZビジターセンターがオープンしました。

現在も本社はオーストリアのトラウンにあり、ハース家が株式の67.5%を保有するファミリー企業です。老舗でありながら、今もなお子どもから大人まで楽しめるブランドであり続けているのが、PEZという会社の面白いところだと思います。

アクセス・基本情報

5 Prindle Hill Rd, Orange, CT 06477, USA

PEZビジターセンターがあるコネチカット州オレンジは、ニューヘイブンから車で10〜15分ほどの街です。I-95の41番出口を降りてすぐの場所にあります。

ニューヘイブンやニューヨークからですと、電車でMilford Stationまで行くことはできますが、駅からは歩ける距離ではないため、Uberなどの交通手段を別途確保する必要がありますので、レンタカーで向かうのがおすすめです。

アメリカでのレンタカーの借り方や選び方はこちら

日本からの旅行者の方へ

最寄りの空港は、ニューヘイブンのTweed New Haven空港やハートフォード近郊のBradley国際空港ですが、日本からの直行便はありません。

日本からですと、まずニューヨークまでフライトし、その後レンタカーを借りて向かうのが一般的です。

ニューヨーク周辺は交通量が多く、道も複雑です。
私たちも「ぎゃー!出口間違えた!」と叫びながら何度も同じ道をぐるぐる回ってしまいました(笑)

間違っても道はどこかに繋がっているさ、というくらいの気持ちの余裕と、時間の余裕を持ってドライブすることをおすすめします。

ニューヨークから離れるにつれて運転はぐっと楽になりますので、安心してください。ニューヨークからは、渋滞がなければ2時間ほどのドライブ時間です。

駐車場について

建物の駐車場は無料で、道も舗装されており、道路標識にはPEZのマークも見られるため迷わずたどり着けます。広々としていて、私たちが訪れたときも混雑はありませんでした。

営業時間・定休日

営業日営業時間
月〜日(年中無休)10:00 am〜17:00 pm

工場の稼働は平日のみで、週末は生産ラインが止まっていることが多いため、実際に製造工程を見学したい方は平日の訪問がおすすめです。ツアーではなく、ガラス越しにパッケージングの様子を見ることができます。

祝日は営業時間が変更になる場合があるため、訪問前に公式サイトで確認してください。

入場料

区分料金
大人5ドル
子供(3〜12歳)・シニア(60歳以上)4ドル
3歳未満無料

入場料には、当日の店内購入で使える2ドルの割引券も含まれています。無料施設ではありませんが、割引券込みで考えるとかなりお得な設定です。詳細は公式サイトで確認してください。

見学の流れ

見学はセルフガイド式で、好きな順番で自由に回れます。コンパクトな施設ですので、所要時間は、30分くらいあれば十分見て回れます。

入場時の第一印象

到着時は混雑しておらず、すんなり駐車できました。一見すると普通の倉庫のような建物なのですが、外壁にキュートなPEZのオブジェが貼り付けられていて、それだけで一気にテンションが上がりました。

入場料を払うと、可愛い入館証と、お土産が2ドル引きになる券がついたパンフレットをもらえます。颯爽と入館証を首から下げて中に入ると、そこにはとても可愛らしいPez Worldが広がっていて、さらにテンションが上がりました!

PEZの歴史展示エリア

正直なところ、ここに来るまでPEZはアメリカ発祥の会社だと思い込んでいたのですが、歴史コーナーを見てびっくり。なんとオーストリア発祥だったのです。とても驚きました。

世界最大級のPEZディスペンサー!

入り口のところには、世界最大のPEZディスペンサーが展示されています。「うわーデカっ!」と思わず唸ってしまうほどの大きさで、笑ってしまいました。

私たちが知っているPEZのディスペンサーなんてほんの一部で、ここには世界最大級・最も充実したPEZグッズコレクションが展示されていました。古いものから新しいものまで、感心するばかり。日本のキャラクターをモチーフにしたものも多く、キョロちゃんのディスペンサーを見つけたときには、思わず「あっ!キョロちゃん!」と、まるで旧友に再会したかのような声が出てしまいました(笑) 

展示は1階と2階に分かれていて、2階にも懐かしいディスペンサーコレクションがたくさん見学できますよ。

ギフトショップ

数多くのディスペンサーをはじめ、オリジナルグッズが売られていました。私たちはPEZの可愛いデザインのTシャツをお土産に購入。もちろん、入場時にもらった2ドルのバウチャーもしっかり使わせていただきました!

💡 ポイントまとめ

  • 見学順は自由。好きなエリアから回れます
  • 所要時間は30分〜1時間が目安(SPAMミュージアムよりコンパクト)
  • 工場の稼働は平日のみ。生産ライン(ガラス越しの見学)を見たい方は平日訪問がおすすめ
  • 入場料5ドル+2ドルの店内クーポン付きなので、実質かなりお得

周辺情報・組み合わせプラン

PEZビジターセンターがあるコネチカット州オレンジは、単体で他の観光地と組み合わせにくい立地のため、ニューアーク国際空港を拠点にニューイングランド方面を周遊する週末ドライブ旅行との組み合わせがおすすめです。私たちは2泊3日の週末トリップで、以下のスケジュールで回りました。

私たちの旅程例(2泊3日)

日程旅程
1日目(金曜日)夜 ニューアーク国際空港到着・レンタカーでロードアイランドへ移動
2日目(土曜日)ロードアイランドの豪邸巡り、クリフウォーク、ニューポート観光
3日目(日曜日)ハートフォード観光・イェール大学見学・PEZビジターセンター見学→帰路

ロードアイランドでの観光について

ロードアイランドは、優雅な邸宅群とオーシャンビューの遊歩道で知られる高級リゾートエリアです。私たちが楽しんだのは以下の2つです。

  • 豪邸巡り:「ブレーカーズ」をはじめとする歴史ある豪邸が点在するエリアです。外観を眺めて歩くだけでも、すっかりゴージャスな気分に浸れる、ロードアイランドならではの体験です。
  • クリフウォーク:海岸沿いに整備された遊歩道で、綺麗な海を眺めながら豪邸群を一望できます。散策にぴったりのルートです。

さらに足を延ばして、ニューポートのタウロ・パークに立ち寄るのもおすすめです。ペリー提督の像とともに、日本の下田市の「トモダチ宣言」の石碑や灯籠が置かれており、思いがけず日本とのつながりを感じられるスポットです。静かで雰囲気の良い公園なので、散策にも向いています。

ハートフォード、イェール大学観光について

ハートフォードはコネチカット州都で、州議事堂や公園など、歴史的な建物と緑豊かな空間が点在する街です。ゆっくり歩き回って観光するのにぴったりのエリアで、私たちは以下のスポットを巡りました。

  • コネチカット州議事堂
  • ブッシュネルパーク
  • コーニングファウンテン
  • ソルジャーズ&セーラーズ・メモリアル・アーチ
  • ブシュネル・パーク・カルーセル

そこからさらに車を走らせて、名門イェール大学のキャンパスもあわせて見学するのがおすすめです。重厚で歴史を感じさせる建物が立ち並び、8月であれば新入生を歓迎する様子も見られます。名物キャラクター「ハンサムダン」(イェール大学のTシャツを着たブルドックのぬいぐるみ)は、お土産にもぴったりです。可愛らしいので、思わず買ってしまいました!

そして最後にPEZビジターセンターへ立ち寄り、ニューアーク国際空港へと戻るのが、私たちのおすすめルートです。

💡 ポイントまとめ

  • PEZビジターセンターは単体で訪れるよりも、ニューアーク発着でニューイングランド方面を周遊するドライブ旅に組み込むのがおすすめ
  • ニューポートのタウロ・パークには、意外な日本とのつながりがある
  • 2泊3日あれば、ロードアイランド・ハートフォード・イェール大学もあわせて楽しめる

PEZビジターセンター こんな人におすすめ

PEZビジターセンターは、コンパクトながらも「まさかオーストリア発祥だったとは!」という発見が詰まったスポットです。特に以下のような方にはぜひおすすめしたいです。

PEZファンの方、キャラクターグッズ好きの方

世界最大級のPEZディスペンサーコレクションや、日本のキャラクターを含む世界各国のディスペンサーが並ぶ様子は、PEZファンならずとも見応えがあります。ギフトショップのオリジナルグッズも充実しているので、お土産選びも楽しめます。

ニューアークやロードアイランド方面へ観光に来られる方

単体でわざわざ訪れるというよりは、ニューイングランド方面のドライブ旅に組み込むのがおすすめ。ロードアイランドの豪邸巡りやハートフォード、イェール大学とあわせて周遊すれば、効率よく楽しめます。

珍しい博物館・企業見学が好きな方

「まさかPEZに博物館があったなんて!」という驚きから始まり、オーストリア発祥という意外な出自を学べる、大人の社会科見学として楽しめるスポットです。

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