ボーイング フューチャー オブ フライト完全ガイド|工場見学ツアー・アクセス・料金を徹底解説【シアトル観光】

世界中の空を飛ぶ旅客機の多くを製造するボーイング社。その主要工場があるのが、ワシントン州シアトル近郊のエバレットです。ここには世界最大級の建築物のひとつとも言われる巨大な組立工場があり、なんと一般向けに工場見学ツアーが開放されています。

アメリカに来たら絶対に訪れたいと思っていた場所のひとつでした。製造業に携わってきた者として、あの巨大な飛行機がどうやって作られているのか、製造現場を自分の目で見てみたかったのです。

実際に工場に入ってみると、まずその圧倒的な広さに言葉を失います。そして製造中の777の機体が全部緑色だったことに驚き、「スッピン状態」という言葉の意味を理解した瞬間、思わず唸ってしまいました。

この記事では、実際に訪問した体験をもとに、工場見学ツアーの流れ・チケット・アクセス・シアトル観光との組み合わせプランまで徹底的にご紹介します。

目次

ボーイング フューチャー オブ フライトってどんな場所?

日本でも「ボーイング747」「ボーイング777」という名前は誰でも聞いたことがあるはず。ボーイング社はアメリカを代表する航空機メーカーで、世界中の航空会社に旅客機を供給しています。日常的に飛行機を利用している方なら、知らず知らずのうちにボーイングの機体に乗っているはずです。

そのボーイング社の主要工場があるのが、ワシントン州エバレット。ここには世界最大級の建築物のひとつとも言われる巨大な組立工場があり、777や787などの大型旅客機がここで製造されています。

ボーイング フューチャー オブ フライト(Boeing Future of Flight)は、その工場に隣接する形で設立された航空宇宙体験施設です。最大の魅力は、実際の工場内に入って製造工程を見学できる工場見学ツアーが用意されていること。こんな体験ができる施設は世界でも非常に珍しく、飛行機好きはもちろん、ものづくりに興味がある方にとっても見逃せないスポットです。

「大きな飛行機が実際にどうやって作られているのか見てみたい」という製造業に携わってきた者の血が騒ぎ、アメリカに来たら絶対に訪れたいと思っていた場所のひとつでした。

アクセス・基本情報

アクセス

ボーイング フューチャー オブ フライトはワシントン州エバレットに位置しています。公共交通機関でのアクセスは難しいため、レンタカーが最も便利です。

シアトル市内からのアクセス

シアトル市内からは高速道路で約30〜40分程度です。道中は比較的わかりやすいルートで、運転の難易度は高くありません。

シアトル・タコマ国際空港からのアクセス

空港からは約1時間程度かかります。空港でレンタカーを借りてそのまま向かう場合は、時間に余裕を持って出発してください。

アメリカでのレンタカーの借り方や選び方はこちら

日本からの旅行者の方へ

羽田・成田からシアトルへの直行便が就航しており、日本からアクセスしやすい都市のひとつです。シアトル観光と合わせてぜひ旅程に組み込んでみてください。

駐車場について

敷地内に無料駐車場があります。

営業時間・定休日

  • 営業時間: 8:30 am〜5:30 pm
  • 定休日: 一部祝日は休館の場合があります。訪問前に公式サイトで必ず確認してください。

チケット・料金

チケットは公式サイトからの事前予約がおすすめです。当日窓口でも購入できますが、窓口では現金払い不可(カード払いのみ)です。ツアーは空きがあれば当日参加も可能ですが、希望の時間帯を確保するためにも事前予約をおすすめします。

チケット種別内容料金(大人)
Gallery Only展示エリアのみ$14.00
Factory Tour展示エリア+工場見学ツアー$42.00〜$46.00

料金は変更になる場合があります。訪問前に公式サイトで確認してください。

工場見学ツアーの注意事項です。

1. 工場内には荷物の持ち込み不可。入場後すぐに指定ロッカーへ預けましょう(無料)

2. 身長122cm以下のお子様は安全上の理由から参加不可です。小さなお子様連れの場合は、展示エリアのみのGallery Onlyチケットをご検討ください

見学の流れ

全体の所要時間の目安は約2時間半です。工場見学ツアーと展示エリアの両方をじっくり楽しめます。

受付・荷物をロッカーへ(約10分)

入場したらまず受付を済ませます。工場見学ツアーに参加する場合は、荷物をロッカーに預けることが必須です。カメラや大きなバッグは事前にロッカーへ。ロッカーは無料で使えます。荷物を預けたらツアーの集合時間まで展示エリアを先に見学するのも良いですし、時間が合えばそのままツアーへ向かいましょう。

工場見学ツアー(約1時間半)

予約時間になると、観光バスのような大きなバスに乗り込み工場へ向かいます。それほど遠くないのであっという間に到着です。

ガイドと一緒に工場内に入ると、まずその圧倒的な広さに度肝を抜かれます。さすが世界最大級の建築物のひとつ。そこで777の製造工程を間近で見学できます。

製造業に携わってきた者としては、ものづくりの現場を肌で感じられる貴重な時間でした。見学後はバスで元の建物へ戻ります。

展示エリア(約30〜40分)

工場見学ツアーから戻ったら、展示エリアへ。ギフトショップと繋がっているので、一緒に見て回れます。見どころは盛りだくさんです。

尾翼エリア


複数の尾翼が展示されているエリアで、その巨大さに圧倒されます。普段飛行機を遠くから眺めているだけだと実感しにくいですが、間近に立つと「こんなに大きかったのか!」と驚かされます。

HEPAフィルターの展示


機内の換気システムの仕組みを説明する展示で、実際に使用されているHEPAフィルターが展示されています。飛行機に頻繁に乗る方にとっては「安心して乗れるんだな」と実感できる、とても興味深いコーナーです。

ISSモジュール


国際宇宙ステーション(ISS)のモジュールが展示されていて、中を見学できます。またISSの現在位置を示す展示もあり、宇宙へのロマンを感じさせてくれます。

ギフトショップ(約20〜30分)

展示エリアと繋がる広々としたギフトショップは、ボーインググッズ・航空グッズ一色です。飛行機がたくさん描かれた可愛いタンブラー、IDタグホルダー、帽子、Tシャツなど、欲しいものが多すぎて悩みっぱなしでした。1個1個がまあまあいいお値段なので、予算を決めてから入ることをおすすめします(笑)。飛行機好き・ボーイングファンの方は買いすぎ注意です!

💡 ポイントまとめ

  • 入場後すぐ荷物をロッカーへ(工場見学ツアー必須)
  • 工場見学ツアーは事前予約がおすすめ
  • 機体が緑色なのは各航空会社仕様に塗装される前のスッピン状態
  • 展示エリアとギフトショップは繋がっていて一緒に見て回れる
  • 全体の所要時間は約2時間半が目安

私が特に感動したベスト3

第1位:機体が緑色だった!「スッピン状態」の衝撃

工場内に入って最初に驚いたのが、製造中の777の機体が全部緑色だったことです。「なぜ緑色なんだろう?」と首をかしげていたところ、ガイドの説明で謎が解けました。各航空会社仕様に塗装される前の「スッピン状態」だからだそうです。

普段見慣れたANAやJAL、デルタのロゴや塗装がない、真っさらな機体がずらりと並ぶ光景は、飛行機好きでなくても思わず見入ってしまう迫力がありました。製造業に携わってきた者としては、ものづくりの現場を肌で感じられる、これ以上ない体験でした。

第2位:尾翼の「本当の大きさ」を初めて知った

展示エリアに並ぶ複数の尾翼を見て、改めてその大きさに圧倒されました。普段空港や上空から眺めている分には「まあ大きいな」という感覚ですが、間近に立ってみると全く別物です。「こんなに大きかったのか!」と思わず声が出てしまいました。

毎回飛行機に乗るたびに窓から尾翼を眺めていましたが、ここを訪れてから見方がすっかり変わりました。飛行機をよく利用する方ほど、この展示で新鮮な驚きを感じられると思います。

第3位:HEPAフィルターの展示で「飛行機って安全だ」と実感

機内の換気システムを説明するコーナーで、実際に使用されているHEPAフィルターが展示されています。最初は「フィルターの展示か」と思って通り過ぎそうになったのですが、説明を読んでびっくり。機内の空気は非常に高性能なフィルターで何度も循環・浄化されており、その清潔さは病院の手術室レベルとのことです。

月に1〜2回はデルタに乗っていた私たちにとって、飛行機は日常の乗り物。「こんなにしっかりした換気システムがあったのか」と知って、改めて安心感を覚えました。地味な展示に見えて、実は飛行機をよく使う方に一番刺さるコーナーかもしれません。

周辺情報・組み合わせプラン

ボーイング フューチャー オブ フライトはシアトル市内から約30〜40分とアクセスしやすく、シアトル観光との組み合わせが最もおすすめです。

私たちのシアトル旅程例

日程内容
1日目シアトル到着→市内観光(パイクプレイスマーケット・スターバックス1号店など)
2日目ボーイング フューチャー オブ フライト→市内観光続き
3日目シアトル市内観光→帰路

シアトル市内のおすすめ観光スポット

スペースニードル


シアトルのシンボル的存在。写真で見慣れているはずなのに、実際に目の前に立つと「あっ、あの塔だ!」と思わずテンションが上がります。展望台に登ることもできますが、外から眺めるだけでもシアトルに来た実感が湧きます。

スターバックス1号店(Pike Place Market内)


世界中にチェーン展開するスターバックスの発祥の地です。行列ができる人気スポットですが、せっかくシアトルに来たなら並ぶ価値あり。ここで飲むコーヒーは、なんとなくいつもより美味しく感じます(笑)。

パイクプレイスマーケット


お肉・魚・野菜・果物など何でも揃う活気ある市場です。人も多く賑やかで、歩いているだけでも楽しめます。スターバックス1号店もこの市場内にあるので、セットで回るのがおすすめです。

Lake Union Park


広々とした芝生と大きな湖が広がる憩いの場所です。晴れた日は空の青と芝生の緑のコントラストがとても美しく、ベンチでのんびり過ごすのがおすすめです。5月頃はカナダグースの親子も見られてほっこりします。お天気が良い日にぜひ立ち寄ってみてください。

Amazon本社


巨大な球体の建物が印象的なAmazon本社ビル群。球体の内部は事前予約が必要ですが、外から見るだけでも「なにこれ?」と思わず立ち止まってしまうユニークな建築です。散歩がてら立ち寄るのもおすすめです。

Kerry Park


住宅街の中にある小さな公園ですが、ここからシアトルのビル群を一望できます。シアトルの街並みを写真に収めたい方は必訪のスポットです。

Beecher’s Handmade Cheese


パイクプレイスマーケット近くにある手作りチーズのお店です。美味しそうな匂いと周りの人が食べているマカロニチーズのビジュアルに誘われてフラフラと入店してしまいました。チーズの風味たっぷりの熱々マカロニチーズは絶品です。食事情報をあまり紹介しない私たちが思わず立ち寄ってしまったほどのお店です(笑)。

💡 ポイントまとめ

  • ボーイングはシアトル市内から約30〜40分でアクセスできる
  • シアトル観光と組み合わせて2〜3泊がおすすめ
  • パイクプレイスマーケット・スターバックス1号店はセットで回るのが効率的
  • Lake Union Parkは晴れた日に特におすすめ
  • Amazon本社の球体内部は事前予約が必須

こんな人におすすめ

ボーイング フューチャー オブ フライトは、飛行機マニアから一般の観光客まで幅広い方に楽しんでいただけるスポットです。特に以下のような方にはぜひおすすめしたいです。

飛行機・ボーイングが好きな方
世界最大級の工場で777の製造工程を間近で見学できる体験は、飛行機好きにはたまりません。スッピン状態の機体、圧倒的な尾翼の大きさ、HEPAフィルターの展示と、飛行機への愛がさらに深まること間違いなしです。

ものづくり・製造業に興味がある方
世界最大級の航空機がどのように作られているのかを肌で感じられる、大人の社会科見学として最高のスポットです。製造現場のスケール感は、実際に訪れてみないとわからない圧倒的なものがあります。

シアトルを訪れる観光客の方
飛行機に特別詳しくなくても、あの巨大な製造現場のスケール感は誰もが圧倒されます。シアトル市内から約30〜40分とアクセスしやすいので、シアトル観光のついでにぜひ立ち寄ってみてください。

小さなお子様連れの方へ
工場見学ツアーは身長122cm以下のお子様は参加できません。小さなお子様連れの場合は、展示エリアのみの見学になりますのでご注意ください。

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