トマトケチャップといえばハインツ、というくらい日本でも馴染み深いこのブランド。実は発祥の地であるペンシルバニア州ピッツバーグに、ハインツの歴史をたっぷり味わえる博物館があることをご存知でしょうか。
外観は一見すると歴史ある商業ビルといった風情で、正直「派手さはなさそうだな」と思いながら訪れました。ところが中に入ると、ハインツケチャップの可愛らしい展示が一気に広がり、テンションが上がりっぱなしに。クラシカルな車や馬車へのおしゃれなペイント、迫力満点のオブジェなど、写真映えするコーナーが盛りだくさんで、想像以上に見ごたえのある時間になりました。
この記事では、実際に訪問した体験をもとに、アクセス・見学の流れ・ハインツという会社について・周辺のピッツバーグ観光との組み合わせプランまで徹底的にご紹介します。
ハインツってどんな会社?

ハインツは、1869年にペンシルバニア州ピッツバーグでヘンリー・J・ハインツによって創業されました。最初に手がけたのは、母親仕込みのレシピをもとに作った西洋わさびの瓶詰めで、ケチャップの製造が始まったのは7年後の1876年のことです。当時の食品業界では中身の見えない瓶が主流でしたが、ハインツはあえて透明な瓶を使い、品質の高さを消費者に示したことで信頼を勝ち取りました。
ブランドを象徴する「57 Varieties(57種類)」というキャッチフレーズが生まれたのは1896年。実際の商品数は60種類を超えていたものの、覚えやすさの良さから「57」という数字が選ばれ、今も数々のハインツ製品にこの表記を見ることができます。
その後もハインツは冷凍食品やベビーフードなどへ事業を広げ、世界中で愛されるブランドへと成長しました。2015年にはクラフトフーズと合併し、現在は「クラフト・ハインツ」として世界有数の食品メーカーのひとつになっています。150年以上前にピッツバーグの小さな瓶詰め事業から始まったブランドが、今も世界中の食卓に並んでいると思うと、感慨深いものがあります。
アクセス・基本情報
ハインツ歴史センターは、ピッツバーグのストリップ・ディストリクトと呼ばれるエリアにあります。都市部にありながら大きな混雑や複雑な道はなく、ロングドライブの道中に立ち寄りやすいのが嬉しいポイントです。

なお正式名称は「センター・ジョン・ハインツ歴史センター」で、実はハインツ社の企業博物館というよりも、ピッツバーグを中心とした西ペンシルバニア地方の歴史を紹介する総合歴史博物館です(スミソニアン協会の系列館でもあります)。館内にはスポーツの歴史を扱うコーナーなど他の展示もありますが、この記事では私たちが実際に楽しんだハインツケチャップ関連の展示を中心にご紹介します。
アクセス
私たちは自家用車でのロングドライブの途中に立ち寄りました。都市部ではありますが、激しい混雑や分かりにくい道はなく、運転の難易度はそれほど高くありません。
最寄り空港からのアクセス
最寄り空港はピッツバーグ国際空港(Pittsburgh International Airport)です。空港からバスでダウンタウンまで出れば、そこから徒歩圏内でハインツ歴史センターに到着できます。
レンタカーの場合は、空港から約30分ほどで到着します。

レンタカーの予約についてはこちらの記事をどうぞ!
日本からの旅行者の方へ
ピッツバーグ国際空港への直行便はなく、日本からはアメリカ国内のハブ空港を経由してアクセスするのが基本になります。フライトの接続状況を事前にしっかり確認してから旅程を組むことをおすすめします。
駐車場について
ハインツ歴史センターの近隣には公共駐車場がたくさんあります。私たちはハインツ歴史センターのすぐ隣にある駐車場を利用しました。いずれも有料なので、周辺観光と合わせてプランニングしておくと安心です。
営業時間・定休日
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00 am〜5:00 pm(毎日) |



元日・イースター・感謝祭・クリスマスは休館となります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
入場料
事前に訪問日を指定してチケットを購入するスタイルです。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 大人 | $20 |
| シニア | $18 |
| 学生 | $11 |
| 18歳未満 | 無料 |
見学の流れ
入場時の第一印象
外観は、一見すると歴史ある商業ビルといった風情で、派手さはないのですが、中に入るとハインツケチャップの可愛らしい展示一色で一気にテンションが上がります。
歴史展示エリア


ハインツの歴史を学べるコーナーで特に目を引いたのは、当時実際に使われていた乗り物です。クラシカルな車や馬車にハインツのおしゃれなペイントが施されていて、とても見応えがあります。路面電車の展示もあり、中に乗ることもできます。写真を撮ったりして、たくさんの人が楽しんでいました。
目玉展示・コレクションコーナー


特に目を引いたのは、大きなハインツケチャップのオブジェと、ビンが逆さまになってその中からトマトがたくさん出てきているオブジェです。うわーすごいね!と夫と思わず声を上げてしまうほどの完成度でした。どの展示もとても綺麗でよくできていて、驚かされてばかりでした。
ギフトショップ
ギフトショップはそれほど大きくはないのですが、普通は手に入らないようなハインツグッズがたくさん売っていました。どれもデザインが良くてめちゃくちゃ悩み、店内をウロウロしたのですが、結局決めきれずに店を後にしてしまいました。今考えると、とても可愛かったので、何かひとつ買っておけばよかったとちょっと後悔しています(苦笑)。
💡 ポイントまとめ
- 外観は控えめだが、館内はハインツケチャップの展示で見ごたえたっぷり
- クラシックカーや路面電車など、写真映えするコーナーが充実
- ギフトショップにはここでしか買えないハインツグッズが並ぶ。悩みすぎ注意(笑)
- 事前にオンラインで訪問日指定のチケット購入がおすすめ
周辺情報・ピッツバーグ観光との組み合わせプラン
ハインツ歴史センターは単体での滞在時間がそれほど長くないため、ピッツバーグ近郊のロングドライブと組み合わせるのがおすすめです。私たちも、ハインツ歴史センターを起点に、ピッツバーグ近郊の名所を合わせて巡りました。
名建築を訪ねる 落水荘(フォーリングウォーター)


落水荘は、建築家フランク・ロイド・ライトが手がけた名作住宅で、滝の上に建つ独創的なデザインは一見の価値ありです。ピッツバーグからは車で少し足を延ばす必要がありますが、建築好きの方にはぜひ組み込んでほしいスポットです。
ピッツバーグらしい景色を楽しむ スリーシスターズ橋、インクライン


ダウンタウンを流れる川に架かる3本の吊り橋、通称スリーシスターズ橋は、ピッツバーグならではの美しい景観のひとつです。またインクライン(ケーブルカー)に乗れば、丘の上からピッツバーグの街並みを一望できます。いいわねーと思わずうっとりしてしまう眺めなので、時間があればぜひ立ち寄ってみてください。
💡 ポイントまとめ
- ハインツ歴史センターはロングドライブの立ち寄りスポットとして組み込みやすい
- 建築好きなら落水荘まで足を延ばす価値あり
- スリーシスターズ橋・インクラインでピッツバーグらしい景観を楽しめる
- 駐車場は有料が中心なので、周辺観光とあわせてプランニングを
ハインツ歴史センターは、こんな人におすすめ
ハインツ歴史センターは、外観からは想像できないほど見ごたえのある展示が魅力のスポットです。特に以下のような方にはぜひおすすめしたいです。
ハインツケチャップが好きな方
ブランドの歴史やクラシカルな展示車両など、ハインツファンにはたまらない体験が待っています。ここでしか買えないグッズも見逃せません。
レトロデザインが好きな方
クラシックカーや馬車へのペイント、当時の広告デザインなど、レトロなビジュアルが好きな方には特に楽しめる展示ばかりです。
ピッツバーグ観光やロングドライブの途中の方
落水荘やスリーシスターズ橋など、ピッツバーグ近郊の観光スポットと組み合わせやすい立地です。ドライブ旅行の休憩がてら立ち寄るのにもぴったりです。


