アメリカ旅行を計画中で、レンタカーを借りるべきか迷っていませんか?
「右側通行って怖くないの?」「英語が話せなくても大丈夫?」そんな不安を持つ方も多いと思います。
私はアメリカ駐在帯同中の4年間、自家用車やレンタカーでアメリカ全50州をドライブしました。その経験をもとに、レンタカーのメリット・デメリットと、どんな人に向いているかを正直にお伝えします。
アメリカ旅行でレンタカーが必要な理由
アメリカでレンタカーが必要な理由の8割がこれだと思っています(笑)。
ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスなどの大都市は地下鉄やバスが整っているので、車を借りる必要はありません。むしろ渋滞や高額な駐車場代がネックになります。
しかしアメリカは広く、大都市圏の外にこそ素晴らしいスポットがたくさんあります。国立公園、砂漠、渓谷、小さな町……その多くは車なしではたどり着けません。アメリカは本当に車社会です。
自分のペースで動ける自由度
レンタカーがあると、旅の自由度が格段に上がります。
「渋滞しそうだから朝早く出よう」「帰りが遅くなったから地元スーパーで惣菜を買って済ませよう」「10日間の旅だからペットボトルを40本買って積んでおこう」など、普段の生活と同じ感覚でマイペースに旅ができます。旅行だからと気負わず、その日その日に合わせて柔軟に動けるのが、レンタカー旅の最大の魅力です。
長距離移動のコスパが良い
アメリカは広いので、移動距離が長くなりがちです。1日300〜400マイル(約500〜640km)走ることが私たちの通常営業でした(苦笑)。
飛行機・バス・長距離列車(Amtrak)は人数分の料金がかかりますが、レンタカーなら何人乗っても費用は変わりません。アメリカはガソリンが日本より安く、インターステート(高速道路)も一部を除いて無料か非常に安いため、グループ旅行ほどコスパが良くなります。
レンタカーのデメリットと対策
右側通行に慣れるまで緊張する
アメリカは左ハンドル・右側通行です。私もアメリカに住む前は左ハンドルの経験がなく、最初のドライブは緊張しました。
ただ、数回乗ると慣れてきます。右折は赤信号でも車が来ていなければ進んでOK、左折は日本の右折のような感覚、といった基本ルールを事前に覚えておくだけで、だいぶ楽になります。
対策: 日本とは違うルールを事前に調べてリスト化しておきましょう。最初の数回は慎重に走れば、すぐに体が慣れてきます。
駐車場代がかかる
大都市圏の駐車場は本当に高いです。ダウンタウンのホテルでは、宿泊代とは別に1泊70ドル前後の駐車場代がかかることもあります。
大都市圏以外は、公共の駐車場を含め無料のところが多いです。
対策: どうしても街中に泊まる必要がなければ、郊外のロードサイドホテルやモーテルに宿を取り、そこから電車やUberでダウンタウンにアクセスする方が断然安いです。予算と時間のバランスで判断しましょう。
長距離運転の疲労
1日6〜7時間のドライブがごく普通になってきます。疲労対策として休憩が必要ですが、日本のサービスエリアや道の駅のような施設はほとんどありません。
高速道路には「REST AREA」(トイレと自動販売機のみ)がありますが数は限られており、田舎の一般道では文字通り何もない荒野を走ることも。
対策: 事前に休憩場所をGoogle マップでチェックしておきましょう。出口を降りてガソリンスタンドやファストフードのトイレを借りるのが現実的な方法です。州境のWelcomeセンターは観光案内もあってオアシス的な存在なのでおすすめです。
レンタカーがおすすめな人・向いていない人
おすすめな人
あちこち回りたい人 1日ごとに宿を転々とするロードトリップスタイルなら、レンタカーは最高のパートナーです。大都市だけでなく周辺の街や別の州まで足を伸ばしたい方には特に向いています。
日本で日頃から運転している人 運転自体に慣れていれば、アメリカのルールを覚えるだけです。逆に、普段あまり運転しない方には負担が大きいかもしれません。
柔軟なスケジュール対応ができる人 道路事情や天候でスケジュールが変わることは日常茶飯事です。「今日は食事できる場所が全くなかった」なんてことも。状況に応じて臨機応変に対応できる方が向いています。
ある程度英語が理解できる人 予約は日本語サイトでできますが、車を借りる・返す・トラブル時は英語が必要です。流暢さは不要で、相手の言っていることがなんとなくわかる程度で十分です。私たちも最初は大汗をかきましたが、回数をこなすうちに全く問題なくなりました。
向いていない人
1都市をじっくり観光したい人 ニューヨークやシカゴのような大都市を拠点に観光するなら、レンタカーは不要です。地下鉄やUberで十分動けますし、車があると逆に不便です。
スケジュール通りに動きたい人 きっちりした旅程をこなしたい場合は、ツアーや公共交通機関の方がストレスなく楽しめます。
アメリカでレンタカーを借りる基本の流れ
大きな空港の場合
- レンタカー会社の予約サイトから希望の車種を予約する
- 空港到着後、レンタカーカウンターへ(カウンター不要で駐車場に直行するプランもあり)
- 駐車場で好みの車を選んで出口へ。ゲートで免許証確認・満タン返し確認などに答える
- 出発!
小さなローカル空港の場合
- 予約サイトから希望の車種を予約する
- カウンターで係員から説明を受け、鍵を受け取る(2車種から選ばせてくれることが多い)
- 駐車場で車を見つけて出発
共通の注意点: 日本のレンタカーのように出発時に傷の確認をすることはほぼありません。駐車場の車を選んでそのまま乗り出すスタイルがほとんどです。返却も、Rental Car Returnの列に停め、係員がメーターを確認して「どうだった?」と聞かれ「Good!」と答えれば終了、というケースが多かったです。とにかく気楽に借りられます。
詳しい予約方法や保険の選び方は、こちらの記事で解説しています。 →【別記事へのリンク:アメリカでのレンタカー予約完全ガイド】
まとめ:レンタカーで、アメリカの本当の広さを体感してほしい
アメリカ旅行でレンタカーを使うかどうかは、旅のスタイル次第です。大都市だけを見るなら不要ですが、大自然や小さな町、ローカルな景色まで体験したいなら、レンタカーは唯一無二の手段です。
最初は緊張するかもしれませんが、慣れてしまえばこんなに自由で楽しい移動手段はありません。ぜひ一度、ハンドルを握ってアメリカの広さを感じてみてください。
